12月の行事。年末にかけて行われる日本のイベントや風習について

季節・行事

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年末に近づくこの時期になると、この一年を振り返ってしまいます。

「今年一年はどんな年だったか?」「来年はどんな一年となってくるだろうか?」

年末年始を目前に様々な思いが頭の中をめぐってきますが、この時期ならではと言えるのかもしれません。

 

この記事では、12月に行われる日本の行事や風習について調べた事についてまとめました。

参考になる箇所がありましたら幸いです。

 

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師走とは?

旧暦において、その月ごとに別の呼び名があります。

現在では12月にあたる月のことを『師走(しわす)』と呼んでいます。

 

師走とは、年末が近づくこの時期になると僧侶(師)ですら慌ただしく走り回る様子から『師走』と名付けられたという説が有力とされています。

この時期になると仕事をしている方にとって仕事納めで慌ただしくなりますが、普段落ち着いている僧侶でさえ仏事で忙しくなってしまうというとの事です。

 

12月に行われる日本の行事

 

12月7日ごろ 大雪

「大雪」は季節の境目となる24節気の一つとなっています。

北風が吹き、一層寒さが厳しくなる時期となります。

お出かけの際は厚手のコートを羽織ったり、重ね着をして寒さ対策をした上で外出するとよいでしょう。

連なる山々に積もっている雪がより多くなってくるため、辺り一面銀世界が広がっていく様を見る事が出来ます。

 

12月13日 正月始め

12月13日は、古くから年神様を迎える為の習慣として、正月の準備をする日とされています。

一般的な家庭では特に日程は決まっておりませんが、神社や寺では「すす払い」が行わるしきたりとなっているようです。

 

この一年の間に溜まった家具の汚れやゴミなどを綺麗に掃除していく事となりますが、師走の忙しいこの時期は他にもやる事が多く、どうしても後回しとなりがちに。

これから年末・正月を迎えるにあたって必要な買い出し等もありますので、一度に全てをかたずけようとせず、小まめに出来るところからやっておくと良いかもしれません。

家庭内でそれぞれの役割分担を決めておくと自分の作業に集中する事が出来るでしょう。

 

12月22日頃 冬至

二十四節気の一つでもある冬至は、一年の中で太陽が最も南に位置する一日となります。北半球においては昼の時間が一年で一番短い一日となり、日照時間が最も短くなります。

この日を境に日照時間が徐々に伸びていく為、それに伴い運気の上昇を見込む事が出来るとされてきました。

昔から冬至の日にかぼちゃや小豆粥を食べて栄養を付けたり、ゆず湯に入って身体を温め、無病息災を願って過ごした日とされてきました。

 

【かぼちゃを食べる理由】
「かぼちゃ(なんきん)」に限らず、「ん」の付く食べ物を食べると幸運を呼び寄せるものと言われてきました。
他にも「にんじん」や「れんこん」といった野菜が良いとされており、これは縁起を担ぐだけではなく厳しい冬を乗り切る為の知恵として伝えられてきました。

 

12月24日 クリスマス・イブ

クリスマスの前夜に当たるクリスマス・イブ。

12月24日の日没から深夜0時までの間の事を指します。

宗教色の薄い日本では、クリスマス・イブの日には家族や恋人とプレゼント交換をしたり一緒に過ごしたりします。

関連:クリスマスイブは誰とどう過ごす?当日の過ごし方、楽しみ方12選

 

12月25日 クリスマス

日本の場合は宗教色が薄いため、家族や恋人、あるいは友人らと楽しく過ごす一日となっています。

街中ではきらびやかなイルミネーションの数々によって一面を彩っており、商品ディスプレイの飾りつけもひと際華やかに彩っています。

 

一方、欧米諸国を中心としたキリスト教圏においては、イエス・キリストの生誕を祝う日として定められています。

前日のクリスマス・イヴの日に教会に集まり、クリスマス礼拝が行われます。

 

関連:クリスマスはなぜ12月25日なの?意味や理由についてご紹介!

 

12月28日 官庁御用納め・仕事納め

官公庁では、年末年始の休日を前にその年の最後となる実務を執る事を意味しています。

この風習が始まったのは1873年(明治6年)からで、12月29日から翌年の1月3日まで休暇として法律で定められています。

また一般企業においても12月28日は「仕事納め」の日となっています。

 

12月29日〜1月3日ごろ 正月休み

業種によって異なりますが、年末から年始にかけて正月休みとして定めている企業は多くあります。

正月休みは法律で定められているわけではありませんが、一般的には年末年始の一週間程度お休みをする企業が多いようです。

年末年始は大掃除を済ませたり、実家に帰省したりと、各家庭によって過ごし方は様々です。

特に「三が日はゆっくりしたいと思っている方も少なく無いのでは?」と思われますが、のんびりとこたつに入ってお正月番組を眺めるのもまた正月の風物詩であると言えるかもしれませんね。

関連:正月暇な時どうする?年末年始の過ごし方や済ませておきたい事16選

 

12月31日 大みそか

一年の最後の日となる大晦日(おおみそか)。

この日は家族団欒で紅白歌合戦を視聴したり、年末のカウントダウン・イベントに足を運んだりする事でしょう。

 

大晦日は新たに新年を迎えるにあたって、厳かな雰囲気を感じる一日となります。

深夜0時近くになると、各地の寺院で鐘をつき始めます。

仏教でいうと人間の煩悩は108あるといわれている為、鐘を108回付く事で煩悩が追い払われ、新しい年を迎える準備をします。

 

この際に年内に107回つき、日付が変わり新年を迎えた際に最後の108回目の鐘をつきます。

 

まとめ

日本において12月に行われる行事についてまとめさせてもらいました。

一年を締め括る最後の月となりますので、新年を良い一年にしていく為にも、自身の課題は年内に終わらせるように心がけておくと良いかもしれません。

 

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