連日のようにペットの飼育放棄のニュースが飛び込んできます。
ペットとして飼われている動物たちは癒しを与えてくれるものですが、一方で飼い主のキャパを超えてしまうと不幸が待ち受けてしまいます。
以前「多頭飼育崩壊」についての記事をまとめましたが、可愛いからといって飼い始めたものの、適切な飼育を怠ったが為に飼いきれなくなってしまい、悲惨な目に合ってしまうペットが後を立ちません。
こちらも良かったご覧頂けると幸いです。
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⇒近年問題となっている動物の多頭飼育崩壊。解決策は見つかるのか?
ペットとの幸せな未来のためにも、飼い主一人一人の意識を高めていく必要があるのだと思わされますね。
目次
なぜ飼育放棄に至ってしまうのか?
これからペットを飼おうとする際、あなただったらどのような気持ちで家に迎い入れるのでしょうか?
特に犬猫を筆頭に愛玩動物とされるペットの動物たちですが、イメージ先行で飼ってみたものの、予想以上に気性が荒かったり、世話をするのが大変だと感じさせられる事があります。
「こんな性格だとは思わなかった」
「家中メチャクチャにされた」
など、イメージが先行して単に「可愛いから」と思って飼ったものの、手を焼かされる事も多々あります。
また、人間の赤ちゃんでも同じような事が言えますが、生後間もない子猫や仔犬というのは物事の良さ悪しが分かりません。
ましてや人間と違って言葉でのコミュニケーションが難しいため、根気強く接し、信頼関係を結んだ上でないとお互いの意思疎通が叶わなくなってしまう事でしょう。
じっくりと時間をかけて信頼関係を深めていく事によって、お互いを大切な存在として思いやる事が出来るのではないでしょうか。
ビニール袋に入れて捨てられる命
凄惨な事件が毎年のように繰り返されます。
ひどい話ではありますが、仔猫が沢山生まれてしまったが故にゴミ袋に入れてそのまま廃棄してしまうといった事件も後を立ちません。
動物は人間と違い、一度に何匹も子供を産んでしまいます。
特に猫の場合ですと、猫はとても繁殖力が高い動物ですので、一度の出産で4~8匹の子猫を生む生き物です。
また、妊娠期間は約二カ月(60~68日)となっており、子猫を出産後離乳すると次の妊娠が可能となります。
その為、一匹のメス猫が生む猫の数は一年あたり20頭と言われており、二年後には80頭以上。
さらに三年後には計算上2000頭以上にまで増えると言われています。
【参考記事(外部リンク)】
⇒さいたま市/猫は繁殖力の強い動物です (city.saitama.jp)
飼いネコだった場合、適切な手術をせずに野放しの状態にしてしまうと、一年後には個人ではとても手に負えない状態にまで数が増えてしまう事が容易に想像出来てしまいます。
その結果、飼いきれない子猫をどうするか考えた結果、生後間もない子猫をゴミと同じように廃棄してしまうケースが後を絶ちません。
「かわいそうだから…」
という理由で放置してしまうと、その後より不幸な子猫たちが増える一方となってしまうのです。
動物を飼うという事は「一生面倒を見る」という事
言わずもがなではありますが、家にペットを迎い入れると決心した以上、その子を最期を看取るまで世話をするという事が飼い主としての責任となっています。
日本においてはペットを飼おうと思った際に、免許等が無くてもペットショップに足を運べば気軽に購入する事が出来ます。
それゆえ、気に入らなければ捨ててしまうといった身勝手な人が居ることもまた事実。
「ペットがいる事で旅行に行く事が出来ないから」などといった理由で手放してしまう人もいるようです。
実際にペットを飼っていると、その家庭内でしか見られない表情であったり仕草をするなど、とても愛くるしい存在だと認識させられます。
初めは主従関係があったものの、徐々に家族の一員として感じられるようになり、無くてはならない存在にもなっていくものです。
雨風を凌ぐために室内で過ごさせたり、病気など体調不良の際はすぐさま病院に駆けつけたりするなど、ペットではなく家族としての絆が芽生えてくるものでもあります。
必ずしも全ての人がそう思わないのかもしれませんが、種族の垣根を越えて人間にとってかけがえの無い絆を感じさせられる事もあります。
まとめ
一度動物を飼った以上、単にペットとしてではなく家族の一員として生涯を全うさせてあげる事が飼い主としての役目なのでは無いでしょうか?
個人的にはそのように感じております。